メルセデス EQB vs アウディ Q4 e-tron:家族が選ぶべき「最適解」はどっちだ?

序章:電動SUV戦国時代、ドイツ御三家の「現実解」
カーボンニュートラルへの大きな潮流が、自動車業界を根底から変えつつある。その筆頭が、欧州、特にドイツのプレミアムブランドだ。メルセデス・ベンツ、BMW、アウディの「御三家」は、威信をかけて高性能な電気自動車(EV)を次々と市場に投入している。
中でも、最も熾烈な戦場となっているのが「電動SUV」カテゴリだ。バッテリーを搭載するためのスペース効率、ファミリーユースに応える居住性、そして現代のトレンド。そのすべてを高い次元で満たすSUVは、EV時代の主戦場となった。
今回、スポットライトを当てるのは、そんなドイツ御三家が生み出した2台の注目モデル。
- メルセデス・ベンツ EQB
- アウディ Q4 e-tron
どちらも日本の道路事情にマッチした絶妙なサイズ感、プレミアムブランドならではの質感、そして「EVであること」の先進性を備えている。しかし、その内実は驚くほど対照的だ。
EQBは、内燃機関モデル「GLB」の優れたパッケージングを継承し、**「このクラス唯一の7人乗りEV」という絶対的な武器を持つ。
対するQ4 e-tronは、EV専用プラットフォーム「MEB」を採用し、「卓越した走行性能と航続距離」**を武器に、EVとしての理想を追求する。
「家族のためにEVを選びたいが、どちらが自分のライフスタイルに合っているのか?」
「7人乗りの実用性を取るべきか、EVとしての先進性や航続距離を取るべきか?」
この記事は、そんな悩めるあなたのための「最終回答」だ。デザイン、走行性能、居住性、コストパフォーマンス、そして「家族の幸せ」という視点まで。考えうるあらゆる角度から、この2台を10000文字で徹底的に解剖していく。
第1章:設計思想の違い ―「最適化」のEQB vs「専用設計」のQ4
クルマの性格は、その「骨格」であるプラットフォームで決まる。EQBとQ4 e-tronは、この時点で根本的に異なる道を選んだ。
1-1. メルセデス・ベンツ EQB:内燃機関からの「賢い最適化」
EQBは、メルセデスの大ヒットコンパクトSUV「GLB」とプラットフォームを共有している。これは、既存の資産を最大限に活用する「賢い」戦略だ。
メリット:
- パッケージングの継承: GLBで絶賛された「スクエアなボディによる広大な室内空間」と「3列目シート(7人乗り)」という最大の強みを、そのままEVに持ち込むことができた。
- 開発コストの抑制: 専用プラットフォームを一から開発するのに比べ、コストを抑えられる。その分、価格や装備に還元することが可能だ。
- 違和感のない乗り換え: GLBや他のメルセデス車から乗り換えるユーザーにとって、操作感や空間の使い勝手がほぼ同じであるため、EVへの移行が非常にスムーズだ。
デメリット:
- 空間効率の限界: もともとエンジンとトランスミッションを積む前提の設計であるため、センターコンソール周りや、後席の足元(センタートンネルの張り出し)などに、EV専用設計ほどの完全なフラット化は難しい。
- 重量配分の制約: バッテリーを「最適」な位置に搭載する上で、専用設計ほどの自由度はない。
EQBは、「7人乗り」という明確な目的を達成するために、既存の成功パターンをEVに最適化した**「実用性最優先」**のモデルと言える。
1-2. アウディ Q4 e-tron:EVのための「ゼロからの専用設計」
一方、Q4 e-tronは、フォルクスワーゲン・グループが巨額の投資を行って開発したEV専用プラットフォーム「MEB (モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリックス)」を採用している。
メリット:
- 理想的なパッケージング: エンジンがないことを前提に、タイヤをボディの四隅に配置する「ロングホイールベース&ショートオーバーハング」を実現。これにより、ボディサイズ(全長)からは想像できないほどの広大な室内空間を生み出している。
- フラットフロア: 後席の足元はセンタートンネルがなく、完全にフラット。5人乗車時の快適性は抜群だ。
- 走行性能の追求: 重量物であるバッテリーを床下低く平らに敷き詰めることで、超低重心を実現。これが運動性能と安定性に大きく寄与する。
デメリット:
- パッケージングの画一性: MEBプラットフォームの基本設計上、EQBのような「7人乗り」レイアウトを実現するのは困難。
- コスト: 専用プラットフォームの開発コストは、当然ながら車両価格に反映される(ただし、Q4はグループ全体でのスケールメリットを活かし、戦略的な価格設定を実現している)。
Q4 e-tronは、EVでしか実現できない空間効率と走行性能を追求した**「先進性優先」**のモデルである。
第2章:スペック徹底比較 ― 数字が語る「真逆の個性」
まずは、両車の最もベーシックなモデル(EQB 250+とQ4 45 e-tron advanced)のスペックを比較表で見てみよう。この数字の羅列から、すでに対照的なキャラクターが浮かび上がってくる。
主要スペック比較表 (2025年モデル準拠)
| 比較項目 |
メルセデス・ベンツ EQB 250+ |
アウディ Q4 45 e-tron advanced |
差 |
| 車両本体価格 (税込) |
815万円〜 |
710万円〜 |
Q4が105万円安い |
| 全長 |
4,685 mm |
4,590 mm |
EQBが95mm長い |
| 全幅 |
1,835 mm |
1,865 mm |
Q4が30mm広い |
| 全高 |
1,705 mm |
1,630 mm |
EQBが75mm高い |
| ホイールベース |
2,830 mm |
2,765 mm |
EQBが65mm長い |
| 車両重量 |
2,100 kg |
2,120 kg |
ほぼ同等 |
| 乗車定員 |
7名 |
5名 |
EQBの圧勝 |
| 駆動方式 |
FF (前輪駆動) |
RWD (後輪駆動) |
根本的な違い |
| 最高出力 |
140 kW (190 ps) |
210 kW (286 ps) |
Q4が圧倒 |
| 最大トルク |
385 Nm |
545 Nm |
Q4が圧倒 |
| バッテリー総容量 |
70.5 kWh |
82 kWh |
Q4が11.5kWh多い |
| 航続距離 (WLTC) |
557 km |
613 km |
Q4が56km長い |
この表から読み取れる「4つの衝撃」を深掘りする。
- 価格の衝撃: Q4 e-tronの方が、EQBより約100万円も安い。これは非常に大きなアドバンテージだ。
- パッケージングの衝撃: EQBは「7人乗り」を実現するために「長く・高く・ホイールベースも長い」。一方、Q4は「5人乗り」に割り切り、EV専用設計で「短く・広く・低い」フォルムを実現している。
- パフォーマンスの衝撃: Q4 e-tronのパワーがEQBを完全に凌駕している。286ps/545Nmという数値は、一昔前のV8エンジンに匹敵するトルクだ。対するEQBは190ps/385Nmと、実用上十分だが、スペック上は見劣りする。
- 航続距離の衝撃: Q4 e-tronはバッテリー容量が大きく、WLTCモードで600kmの大台を超える613kmを達成。EQBの557kmも立派だが、長距離ドライブの安心感ではQ4に軍配が上がる。
数字だけ見れば、「Q4 e-tronの方が安くてパワフルで航続距離も長い」ということになる。
では、EQBの価値は「プラス100万円で得られる2つの席」だけなのだろうか? 答えは否だ。その真価は、数字に表れない部分にこそ存在する。
第3章:デザイン対決 ―「伝統のスクエア」 vs 「未来の流麗」
クルマはスペックだけで選ぶものではない。毎日乗り、眺める「相棒」としてのデザインは、性能と同じくらい重要だ。
3-1. EQB:道具感とラグジュアリーの両立
EQBのデザインは、ベースとなったGLBの「スクエアでタフなSUVらしさ」を色濃く残している。
- エクステリア:
- 切り立ったフロントフェイスとリアエンド、垂直に近いサイドウィンドウが、室内空間の広さを外観からも予感させる。
- メルセデスEQファミリー共通の「ブラックパネルグリル」と、フロントとリアを一直線につなぐLEDライトバンドが、EVとしての先進性を主張する。
- GLBの持つ「ベビーGクラス」のような愛嬌と道具感を残しつつ、うまくラグジュアリーEVの意匠を融合させている。
- 「SUVはやはり武骨でタフなフォルムが良い」という層には、EQBのデザインは強く響くだろう。
- インテリア:
- GLBとほぼ共通の、メルセデスの現行デザイン言語で統一されている。
- 2枚の液晶パネルが並ぶワイドスクリーンコクピット、タービン(ジェットエンジン)を模した特徴的なエアコン吹き出し口、64色から選べるアンビエントライト。
- その質感は、紛れもなくメルセデス・ベンツ。金属のひんやりとした手触り、精緻なスイッチ類、ステッチの美しいシート。
- 「乗るたびに感じる上質さ」は、Q4 e-tronに対する明確なアドバンテージと言える。
3-2. Q4 e-tron:EV時代の「アウディ・スタンダード」
Q4 e-tronは、アウディがEV時代に示す「新しい答え」だ。
- エクステリア:
- アウディのアイデンティティである「シングルフレームグリル」は、EV用に閉じられたデザインとなり、先進性を強調。
- 短い前後オーバーハングと、筋肉質に盛り上がった前後のフェンダー(ブリスターフェンダー)が、RWD(後輪駆動)らしい力強さと安定感を表現している。
- 流麗なルーフラインと、空力を意識したデザインは、まさに未来のクルマといった佇まい。
- さらに、よりクーペライクな「Q4 Sportback e-tron」という選択肢も用意されており、デザインの好みで選べるのは大きな魅力だ。
- インテリア:
- エクステリア以上に「先進性」を感じさせるのがインテリアだ。
- ドライバー側を向いた角度のついたセンターディスプレイ、上下がカットされた近未来的なステアリングホイール(オプション)、宙に浮いたように見えるセンターコンソールのシフトセレクター。
- すべてが新しく、直感的だ。メルセデスのような華美な装飾はないが、クリーンでミニマル、そして機能的な「アウディらしい精緻さ」が空間を支配している。
- 「過度な装飾よりも、クリーンで先進的な空間が好き」という人には、Q4のインテリアが刺さるだろう。
第4章:居住性と実用性 ― 比較の核心「7人乗り」の価値
ここが、購入を決定づける最大の分岐点だ。
4-1. EQB:「いざという時」の3列目シートという絶対的価値
EQBの存在意義は、すべて「7人乗り」という一点に集約されると言っても過言ではない。
- 3列目シートの実用性:
- メーカーも「エマージェンシー(緊急用)」と位置付けており、大人が長時間快適に座れるスペースではない(身長165cmまでが推奨)。
- しかし、「たまに実家の両親を乗せる」「子供の友達を一緒に送っていく」「週末だけ7人家族が集まる」…こうした「たまにある」シチュエーションに、この2席が完璧に応えてくれる。
- ミニバンを持つほどではないが、5人乗りでは足りない。この「あと2人」のニーズを、プレミアムEVで満たせるのは世界でEQBだけだ。この価値は、100万円の価格差を埋めて余りある。
- 2列目シート:
- GLB譲りのスライド機能(オプション)を備え、足元空間とラゲッジスペースのバランスを自在に変えられる。これはQ4にはない大きな利点だ。
- ラゲッジスペース:
- 7人乗車時: 130L。これは「ほぼ荷物は積めない」と考えた方が良い。
- 5人乗車時 (3列目収納): 500L。Q4 e-tronとほぼ互角の大容量を確保。
- 2人乗車時 (2/3列目収納): 1,680L。Q4を上回る広大なスペースが出現する。
EQBは、「普段は広々とした5人乗りSUV、時々7人乗り」という、変幻自在のパッケージングこそが真骨頂だ。
4-2. Q4 e-tron:「5人乗り」の快適性を最大化
Q4 e-tronは、5人乗りとしての快適性を徹底的に追求している。
- 後席の快適性:
- EV専用プラットフォームの恩恵が最も現れるのが後席だ。
- 完全フラットなフロア: センタートンネルがないため、後席中央の席でも足元が窮屈にならず、大人が快適に座れる。
- 広大な足元空間: 全長はEQBより短いが、ホイールベースは長く(訂正:スペック比較ではEQBが長いが、MEB設計により空間効率は高い)、室内長はワンクラス上のQ5に匹敵すると言われるほど広い。
- 常に4人か5人で乗ることが多く、「後席の快適性を最優先したい」のであれば、Q4 e-tronは最高の選択肢となる。
- ラゲッジスペース:
- 5人乗車時: 520L。EQB(5人乗り時)をわずかに上回る。スクエアで使いやすい荷室。
- 2人乗車時 (2列目収納): 1,490L。十分すぎる容量だが、最大容量ではEQBに軍配が上がる。
結論として、実用性の選択はシンプルだ。
「7人乗る可能性が1%でもあるならEQB」
「絶対に5人までしか乗らず、後席の快適性を重視するならQ4 e-tron」
これである。
第5章:走行性能とフィーリング ―「FFのメルセデス」 vs 「RRのアウディ」
スペック表で見た通り、両車の走行性能はキャラクターが全く異なる。
5-1. EQB 250+:「優雅」を極めるFFの走り
EQB 250+は、フロントにモーターを積むFF(前輪駆動)だ。
- 加速感: 190ps/385Nmというスペックは、2.1トンの車体を動かすのに十分以上だ。EV特有の瞬時のトルクで、街中のストップ&ゴーは極めてスムーズ。高速道路の合流もストレスなくこなす。Q4のような暴力的な加速はないが、乗員全員が快適でいられる「ジェントルな速さ」が躾けられている。
- 乗り心地: これぞメルセデス、という一言に尽きる。「優雅」で「重厚」。路面の細かな凹凸はしなやかにいなし、大きな段差は「ドスン」ではなく「トスン」と角の丸い衝撃で受け流す。GLBベースのプラットフォームと、床下のバッテリー重量が良い方向に作用し、どっしりとした安定感とフラットな乗り心地を実現している。
- ハンドリング: FFベースのため、ワインディングを攻めるような走りには向かない。あくまで快適な移動空間としてのセッティングだ。ステアリングは軽く、取り回しは楽だが、路面からのインフォメーションはやや希薄。
EQBは「速さ」よりも「快適さ」を優先する、メルセデスの伝統に忠実な乗り味だ。
5-2. Q4 45 e-tron:スポーツカーの血統を持つRRの走り
対するQ4 45 e-tronは、リアにモーターを積むRWD(後輪駆動)だ。
- 加速感: 異次元だ。286ps/545Nmのパワーが後輪に集中する。アクセルを踏み込めば、背中をシートに押し付けられるような強烈な加速が味わえる。これはもはや「速いSUV」ではなく「車高の高いスポーツカー」の領域だ。
- 乗り心地: EQBに比べると、やや硬質だ。路面のインフォメーションをEQBより正直に伝える傾向がある。ただし、これは決して不快な硬さではない。EV専用設計による超低重心と相まって、路面に吸い付くような安定感を生み出している。「スポーティーで引き締まった乗り味」が好みなら、Q4は最適だろう。
- ハンドリング: RR(リア駆動)の恩恵が最大限に発揮される領域だ。
- ステアリングの純粋さ: 駆動輪(リア)と操舵輪(フロント)が分離されているため、ステアリングに加速時の余計な振動(トルクステア)が一切伝わらない。非常にクリアで自然な操舵感だ。
- 回頭性: アクセルを踏んで曲がると、リアからグイッと車体を押してくれる感覚がある。鼻先が軽く、クルマが自分の意のままに曲がっていく。
- 最小回転半径: フロントに駆動系がないため、前輪の切れ角を大きく取れる。EQB(5.5m)に対し、Q4は5.4mと、車幅が広いにもかかわらず小回りが効く。
運転の「楽しさ」「ダイナミズム」を求めるなら、Q4 e-tronの圧勝だ。
第6章:航続距離と充電 ―「613km」の余裕と「実電費」の真実
EV選びで避けて通れないのが「航続距離」だ。
- カタログスペック: 前述の通り、Q4 e-tron(613km)がEQB(557km)をリードしている。バッテリー容量が約11.5kWh大きいことが主な要因だ。この「600km超え」という数字は、心理的な安心感に大きく貢献する。
- 実電費(実際の走行距離):
- しかし、カタログ値(WLTC)はあくまで目安だ。実走行では、エアコンの使用、高速道路の走行、外気温などによって大きく左右される。
- 一般的に、実走行距離はカタログ値の7割〜8割程度(EQB: 約390〜445km、Q4: 約430〜490km)と見ておくのが現実的だ。
- 重要なのは、EQBもQ4 e-tronも、どちらも「日常使いでは全く問題ない」どころか「週末の長距離旅行もこなせる」十分な航続距離を持っているという事実だ。
- 高速道路での長距離走行テストなどでは、EQBも非常に優れた電力効率(実電費)を記録しており、両者に絶望的な差はないとの報告も多い。
- 充電:
- 両車とも日本の急速充電規格「CHAdeMO(チャデモ)」に対応。
- EQBの急速充電受入能力は最大100kW、Q4 e-tronは最大125kW(※年式・モデルによる要確認)と、Q4の方がやや高性能な場合がある。これにより、充電スタンドでの「待ち時間」が短縮できる可能性がある。
航続距離はQ4が優位だが、EQBも実用上十分。それよりも、自宅に普通充電設備(200Vコンセント)を設置できるかどうかが、EVライフの快適性を決める最大の要因となる。
第7章:コストパフォーマンスと補助金 ― 100万円の価格差をどう見るか
最後に、お金の話だ。
- 車両価格: スタート価格で約100万円、Q4 e-tronの方が安い (EQB 815万円〜 vs Q4 710万円〜)。
- オプション: ただし、これはあくまでスタート価格。メルセデスもアウディも、魅力的なオプション(AMGライン、S line、先進安全パッケージなど)を追加していくと、価格はあっという間に上昇する。最終的な乗り出し価格は、ほぼ同等になるケースも十分に考えられる。
- 補助金 (CEV補助金):
- EQBもQ4 e-tronも、国が定める「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の対象だ。
- 補助金額は、年度の予算や車両の性能(電費、航続距離など)によって毎年見直される。2025年現在、数十万円単位の補助が期待できるが、必ず最新の情報をディーラーや経済産業省のウェブサイトで確認する必要がある。
- ランニングコスト:
- これは両車ともEVであり、ガソリン車に比べて圧倒的に安い。自宅で充電できれば、その差はさらに広がる。
- 自動車税も、両車ともEVの優遇措置(グリーン化特例)により大幅に減税される。
コストパフォーマンスの結論
Q4 e-tronは、スタート価格が安く、基本性能(パワー、航続距離)が高いため、純粋なコストパフォーマンスは非常に高いと言える。
EQBは、スタート価格は高いが、「7人乗り」という唯一無二の価値を持っている。この「+2席」に100万円(あるいはそれ以上)の価値を見出せるかどうかが、EQBのコストパフォーマンスを決める。
最終結論:あなたの家族に「刺さる」のはどちらか?
10000文字にわたり比較してきたが、結論は出ただろうか。
この2台は、優劣ではなく「個性の違い」だ。どちらが優れているかではなく、どちらが「あなたのライフスタイルに合っているか」で選ぶべきだ。
🥇 メルセデス・ベンツ EQB が「買い」な人
- 「7人乗る可能性」が少しでもあるファミリー。
- ミニバンは嫌だが、多人数乗車の実用性は欲しい人。
- メルセデス・ベンツの「上質な内装」と「優雅な乗り心地」に価値を感じる人。
- 伝統的でスクエアなSUVのデザインが好みな人。
- 運転の楽しさよりも、家族全員の「快適な移動」を最優先する人。
EQBは「実用性の王様」だ。既存の優れたパッケージングをEVに最適化し、「7人乗り」という他のEVが持ち得ない絶対的な価値を提供する。家族構成の変化にも対応できる、賢く、懐の深い選択だ。
🥇 アウディ Q4 e-tron が「買い」な人
- 乗車人数は「絶対に5人まで」と割り切れる人。
- EVならではの「先進的なデザイン」と「運転の楽しさ」を求める人。
- RWD(後輪駆動)のクリアなハンドリングと、圧倒的な加速パワーに魅力を感じる人。
- 少しでも「長い航続距離」による安心感を重視する人。
- EQBよりも100万円安いスタート価格に魅力を感じる、合理的な思考の人。