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日本が世界に誇るラグジュアリークーペ、レクサス LC。その流麗なシルエットと工芸品のような仕立ては、登場から時を経ても色褪せるどころか、年を追うごとにその輝きを増しています。
今回ご紹介するのは、2023年(令和5年)に実施された大幅改良後、いわゆる**「後期型」**と呼ばれる極めて鮮度の高い一台、レクサス LC500h Sパッケージです。ワンオーナー、禁煙車、そして走行距離わずか1.6万km。新車に近いコンディションを保ちながら、後期型ならではの劇的な進化を享受できる、まさに「選ばれし者のためのクーペ」です。
この個体が属する2023年6月以降のモデルは、LCの歴史において極めて重要な転換点となりました。外観の美しさはそのままに、中身は別物と言えるほどのアップデートを受けています。
後期型最大のトピックの一つが、ホイールの締結方式の変更です。従来のナット締結から、欧州のハイパフォーマンスカーに見られる**「ワッシャ付ハブボルト」**による締結へと進化しました。これにより、足回りの剛性が飛躍的に向上。ステアリングを切った瞬間の応答性がよりダイレクトになり、路面を掴む接地感が格段に緻密になっています。
リアサスペンションメンバーの取り付け部を補強し、フロント側には床下ブレースを追加。目に見えない骨格部分に手を入れることで、「より鋭く、より優雅に」というLCのコンセプトを高い次元で具現化しています。
「LC500h」が搭載するのは、3.5L V6エンジンに2つのモーターを組み合わせた、世界初のマルチステージハイブリッドシステムです。
最高出力(システム合計): 359ps
ミッション: 有段ギアを組み合わせたマルチステージハイブリッドトランスミッション
WLTCモード燃費: 14.4km/L
ハイブリッドでありながら、まるで10速シーケンシャルシフトのようにリズミカルな変速を味わえます。アクセル操作に即座に反応するトルク感と、V6エンジンが奏でる洗練されたサウンド。環境性能と高揚感をこれほどまでに高いレベルで両立させたパワートレーンは、世界中を探しても他に類を見ません。
「Sパッケージ」は、LCの中でも走りのポテンシャルを最大限に引き出したスポーティグレードです。
CFRP(カーボンファイバー)ルーフ: 低重心化に寄与するとともに、外観にレーシーなアクセントを加えます。
アクティブリアウイング: 車速に応じて自動昇降し、高速走行時の安定性を確保。
LDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム): 4輪の切れ角を最適に制御し、低速域での取り回しと高速域での安定感を驚異的なバランスで提供します。
21インチ鍛造アルミホイール: 存在感を放つ足元が、黒(ブラック)のボディカラーを引き締めます。
インテリアに目を向ければ、後期型で刷新された12.3インチの大型タッチディスプレイが鎮座しています。
従来のモデルではリモートタッチによる操作が主でしたが、最新モデルでは直感的な画面タッチが可能となり、操作性が飛躍的に向上しました。Apple CarPlayやAndroid Autoへの対応はもちろん、パノラミックビューモニターには「床下透過表示機能」も追加され、死角の多いロングノーズのクーペでも安心して取り回しが可能です。
本革シートは、使用感がほとんど見られない1.6万kmという低走行ならではの状態。禁煙車であるため、車内にはレクサス独自の厳選された素材が放つ気品ある香りが満ちています。