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サポカー補助金って何?新車だけでなく中古車や後付装置も対象に!

2020-06-14
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高齢ドライバーの交通死亡事故

高齢化が進む中で、社会問題として度々メディアで取り上げられる高齢ドライバーによる交通死亡事故。
年々減少傾向にある交通死亡事故件数ですが、その中で75歳以上の高齢ドライバーによる事故件数は毎年400件以上にも上り、件数全体に占める割合は2019年で14.4%となっています。

高齢ドライバーの事故要因では、ブレーキやアクセルの踏み間違えやハンドル操作のミスが最も多いといいます。

そこでいま高齢ドライバーを含む全てのドライバーの交通死亡事故対策の一環として、自動ブレーキなど先進の安全運転支援システムを搭載した「サポカー」の普及啓発が政府や自動車メーカーによって進められています。

では、そのサポカーとは一体どんな技術なのでしょうか?

サポカーとサポカーS

衝突被害軽減ブレーキを搭載した車を「サポカー
衝突被害軽減ブレーキに加えてペダル踏み間違い時加速抑制装置を搭載した車を「サポカーSと言います。

またサポカーSは衝突被害軽減ブレーキの機能に応じて3つの区分があります。

サポカーの区分
サポカーS ワイド 衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト
ベーシック+ 衝突被害軽減ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置
ベーシック 低速衝突被害軽減ブレーキ(対車両)、ペダル踏み間違い急発進抑制装置
サポカー 衝突被害軽減ブレーキ

衝突被害軽減ブレーキ
車載のカメラやレーダーで前方の車両や歩行者を検知し、衝突の可能性がある場合にはまず警報を鳴らしてドライバーに知らて回避を促します。
その上でさらに衝突の可能性が高い場合には自動ブレーキを作動します。

ペダル踏み間違い時加速抑制装置
サポカーSに搭載されているペダル踏み間違い時加速抑制装置は、停車中や低速走行時に車載のカメラやレーダーが進行方向の壁や車両を検知した状態で、ブレーキと間違ってアクセルを踏み込んだ場合、エンジンの出力を制御して急な加速や衝突を防ぎます。

車線逸脱警報装置
車載のカメラで道路上の車線を検知し、車線からはみ出しそうになった場合やはみ出した場合、警報を鳴らしてドライバーに知らせます。

先進ライト
前方の先行車や対向車等を検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えたり、減光等を行います。

サポカー補助金

令和2年3月9日から高齢ドライバーのサポカー購入を支援する「サポカー補助金」の申請受付が開始しました。
65歳以上の方がサポカー補助金の対象車を購入する際、最大10万円の補助金が国から交付されます。(令和2年度中に満65歳以上となる方が対象)

新車はもちろん、中古車もサポカー補助金の対象です。

サポカー補助金の補助金額
区分 ①対歩行者衝突被害軽減ブレーキ機能
②ペダル踏み間違い急発進等抑制装置機能
①かつ②を搭載する車 ①のみを搭載する車
新車 普通車 10万円 6万円
軽自動車 7万円 3万円
中古車 4万円 2万円

新車については令和元年12月23日以降に新車新規登録(届出)された普通自動車(軽自動車)が、中古車については令和2年3月9日以降に中古車として登録(届出)された普通自動車(軽自動車)が対象となります。

また対象となる新車・中古車の購入以外に、すでに所有している車に「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」を後付けする場合もサポカー補助金の対象となります
補助金額は障害物検知機能付きなら4万円、障害物検知機能が無い場合は2万円です。(※後付け装置については、補助金は販売事業者に交付され後付け装置の購入・取付けに要する費用から補助金額分が控除された額を支払うこととなります)

サポカー補助金の対象となる車種や後付け装置は「サポカー補助金 / 経済産業省WEBサイト」からご確認いただけます。
またサポカー補助金の申請手続きにつきましては「サポカー補助金のご案内 / 次世代自動車振興センターWEBサイト」をご覧ください。

サポカー補助金は申請総額が予算額を超過次第、募集終了となります。

65歳以上のドライバーの方、ぜひお得なこの機会にサポカーへの乗り換えてみてはいかがでしょうか。