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3ナンバーと5ナンバーの違いを解説!税金の高い安いはナンバーで決まる?

2020-10-26
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意外とあやふやなままで、実はよく知らないという人も多い「3ナンバー」と「5ナンバー」の違い。
見分け方や税金の計算方法など、気になるポイントを解説いたします。

「3ナンバー」「5ナンバー」とは?

3ナンバーと5ナンバーは、車のナンバープレートの右上にある3桁の数字によって見分けることができます。
この数字は車の大きさや用途を表す分類番号で、普通乗用車を表す300番台は3ナンバー車、小型乗用車を表す500番台は5ナンバー車という俗称で呼ばれています。

3ナンバーと5ナンバーのそれぞれの基準は?

3ナンバー車と5ナンバー車にはそれぞれサイズや排気量の基準があります。

3ナンバー車の基準

これらの基準のうち、どれか一つでも該当すれば3ナンバー車になります。

5ナンバー車の基準

これらの基準をすべて満たしていれば5ナンバー車になります。

3ナンバーと5ナンバーの税金の違いは?

「3ナンバー車 = 税金が高い」というイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

自動車税の違い

自動車税とは、登録車を所有している場合に、4月1日時点の車検証上の所有者に対し、毎年課税される税金のことです。

自動車税の税額は排気量によって決められており、自家用乗用車の場合、0.5リットル刻みで税額が高くなります。

自家用乗用車の自動車税額(※2020年10月現在)
総排気量 税額
1,000cc以下 29,500円
1,000cc超 1,500cc以下 34,500円
1,500cc超 2,000cc以下 39,500円
2,000cc超 2,500cc以下 45,000円
2,500cc超 3,000cc以下 51,000円
3,000cc超 3,500cc以下 58,000円
3,500cc超 4,000cc以下 66,500円
4,000cc超 4,500cc以下 76,500円
4,500cc超 6,000cc以下 88,000円
6,000cc超 111,000円

※2019年(令和元年)10月以降に購入する新車登録車(自家用乗用車に限る)から自動車税が変わりました。詳しくは「令和元年10月 変わりました!クルマの税 [CHANGE CAR TAX] / 経済産業省特設サイト」をご確認ください。

自動車重量税の違い

自動車重量税とは、自動車を新規登録または新規届出したときや、車検などの際に自動車の重量等に応じて課税される税金です。

自動車重量税の税額はざっくり言えば車の重さによって決まり、自家用乗用車の場合、0.5トン刻みで税額が高くなります。

では、自分の車の次回の車検時の自動車重量税はいくらなのか?
気になる税額は国土交通省の次回自動車重量税照会サービスを使えば照会することができます。

※国土交通省の次回自動車重量税照会サービス
https://www.nextmvtt.mlit.go.jp/nextmvtt-web/
※国土交通省の自動車重量税早見表
https://www.mlit.go.jp/common/001288604.pdf

同じ車なのに3ナンバーと5ナンバーがある?

例えばトヨタのミニバン「ノア」の場合。
ノアは5ナンバーサイズのミニバンですが、エアロパーツが装着されたグレード「Si」では、サイズが5ナンバー車の基準を超えてしまうため3ナンバー車になります。

自動車税や自動車重量税に関して言うと、ノアの場合は3ナンバーと5ナンバーで違いは無いようです。

まとめ

まとめると、税額は5ナンバー車や3ナンバー車という括りではなく、
自動車税は排気量、自動車重量税は車の重さによってそれぞれの税額が決まります。

3ナンバー車と5ナンバー車を比べたときに、サイズが違っても排気量と車の重さが変わらなければ3ナンバーも5ナンバーも自動車税と自動車重量税は同じになりますから、必ずしも「3ナンバー車 = 税金が高い」とは限らないということが言えます。

5ナンバーよりも3ナンバーの方が税金が高い、と考えるのはあながち間違いであるとも言い切れませんが、結果として5ナンバーよりも3ナンバーの方が税金が高くなることが多い、と言った方が正しいかもしれませんね。