近年、車の世界的なトレンドとなっているSUV。
そのSUVの中でも、最近じわじわと注目を集めているのが「クーペSUV」です。
ところでクーペSUVとは一体どんな車なのでしょうか?気になる意味や定義、国産車・外車のクーペSUVのラインナップについて調べてみました。
車のボディタイプは、セダン、クーペ、ミニバン、SUVなど、様々な種類に分けられます。
「クーペSUV」も車のボディタイプを指す言葉ですが、まずはクーペSUVを理解する上で知っておきたい「クーペ」と「SUV」、それぞれの特徴についてまとめてみました。
クーペとは、フロントの座席(運転席と助手席)を主体とした2ドアの乗用車のことです。
人の乗り降りや荷物の積み下ろしなどの実用性よりも、デザインや走行性などが重視されています。
ではクーペ=2ドアなのかというと、最近では必ずしもそうではありません。
2000年代以降、4ドアでありながらクーペ風のスタイルを持つ「4ドアクーペ」が各自動車メーカーから登場しています。
ちなみに、4ドアクーペとセダンの違いは正直とても曖昧ですが、呼び分けにはメーカーの意向によるところが大きいようです。
SUVはSport Utility Vehicle(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の略で、そのまま訳すと娯楽のための車といったような意味になりますが、日本では「多目的スポーツ車」と訳すのが一般的なようです。
SUVというと、
などのイメージがありますが、実はSUVの明確な定義というものは存在しません。
SUVの起源には諸説あるようですが、アメリカでピックアップトラックの荷台に雨除けや防犯のためのシェルをつけたスタイルが広がり、そこからSUVとして派生したと言われています。
「SUV」をざっくりと分けると、
の2つに分けられます。
クーペSUVは後者のクロスオーバーSUVの一種としてカテゴライズされ、
SUVにクーペ風のスポーティなルックスを取り入れたものがクーペSUVと呼ばれているようです。(※メディアによってはクロスオーバーSUV=クーペSUVで、同義として使われることもしばしばあるようです)
クーペSUVに定義と呼べるものはありませんが、クーペSUVと呼ばれている車の特徴としては、
などがあります。
国産車、国内メーカーのクーペSUVのラインナップには、
トヨタの「新型ハリアー(4代目)」
同じくトヨタの「C-HR」
マツダの「MX-30」
などがあります。
外車、海外メーカーのクーペSUVのラインナップには、
BMWの「X6」
フォルクスワーゲンの「T-Roc」
メルセデス・ベンツの「GLEクーペ」
アウディの「Q3スポーツバック」
2021年に欧州で発売予定のルノーの「アルカナ」
などがあります。
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