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中小企業の賃上げ問題

2024-10-22
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昨今ニュースでもよく取り上げられているこの賃上げに関する問題。

特に大企業では組合の関係もあり、最低賃金はどんどん上がってます。

 

 

一応8年程経営をしてきてちょっとぼやいてみます。

弊社の場合は現社員さん2名と妻との4人で経営をしていて

全員が待遇以上の働きをしてくれている為、労働時間の改善・給料の改善・その他諸々の働く上での

環境改善に投資ができていますが、これが大前提なんですよね。

どうしても会社に乗っかる人が出てくるので、その分を誰かが穴埋めをしなくてはいけなくなり

本来売り上げを沢山上げる事ができる人がそういう役割をしてしまうなんて事は多々あります。

 

まぁそんな事を言っていても事は前に進まないので

企業側がちゃんと収支が合うように経営計画を立てるしかないのです。

 

つまり、最低賃金が上がった分を昨年の原価にオンして、今期の販売価格もしくは個数の目標設定をする事が必要なんです。

客単価×個数=売り上げなので、例えば100均なんかは販売価格を上げられないので、内容量を減らして原価調整するか

一人のお客様が購入する個数を上げる、という必要があるんですが残念ながらほとんどの経営者はこういう計算が出来ないのです。

 

実際に100均商品も、以前に比べると内容量は減っていますし、大きさも小さく、パッケージも簡素化です

 

飲食店を例に挙げると、

以前よりも毎月の人件費が30,000円増えたとします

それでも利益を減らさないという設定で、限界利益率70%で計算(飲食のFL値の平均)すると

42,857円の売り上げをあげないと、損益分岐点売上高が足りないという事です。

 

この42,857円をどこで賄うか?

 

もし家賃が42,857円安くなれば何も問題ありません。

仕入れが42,857円安くなれば何も問題ありません。

 

やはり販売価格を上げるしか無いんです。

 

しかし飲食店の方の多くは、価格を上げることに非常に抵抗があるようで

そこに付加価値をつければ問題無いのに、付加価値の付け方もわからない。

 

低カロリー食にして、カロリーの記載をするだけでも十分付加価値があると思いますが

こういう発想が無い。

 

今いるお客さんを大事にしたい!なんて言う人もおられるでしょうが

大事にしているなら経営は「永続」つまり潰さないのがお客様の為です。

少々値段が上がろうが、変わらず来てくれる人が本当のファンです。

 

ちょっと値段が変わった事で離れるお客さんは、値段だけの付き合いですから。

 

どんな小さなお店でも、一人でもファンがいれば

それはもう立派な企業だと僕は思います。

 

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