「ドライブ中に前方の車から飛び石が飛んできて、フロントガラスにひびが入ってしまった…」
「ゲリラ豪雨で道路が冠水し、愛車が浸水してエンジンが動かなくなった…」
「うっかりガソリンランプの点滅を見落として、路上でガス欠を起こしてしまった…」
自動車に乗っていると他車との接触・衝突事故だけでなく、近年の異常気象による自然災害や思いがけない車両トラブルに見舞われる瞬間が突然やってきます。
そんな万が一の時に頼りになるのが自動車保険(任意保険)ですが、いざトラブルに直面したとき「自分の契約内容で、このトラブルの修理代やレッカー代は補償されるのだろうか?」
「保険を使うと翌年の保険料(等級)が上がってしまうのでは?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると損保ジャパンの自動車保険なら適切な車両保険プランや特約、そしてロードアシスタンスを組み合わせることで日常生活で起こり得るさまざまなトラブルを幅広くカバーすることが可能です!
ただし、トラブルの種類や原因によっては「通常の車両保険だけでは補償されないケース」や「特定の特約をセットしていないと対象外になるケース」、
さらには「保険を使うと翌年の等級が下がってしまうケース」など、知っておくべき重要なポイントがいくつか存在します。
この記事では自動車保険における補償範囲と注意点について、特に問い合わせやトラブル相談が多い以下の5つのケース別に徹底解説します。
2.飛び石被害(走行中のフロントガラスのひび割れやボディの傷)
「自分の車にも車両保険をつけるべき?」「万が一の時に慌てないための対処法は?」とお悩みの方は、ぜひ最後までチェックして、ご自身の保険証券やマイページの契約内容と照らし合わせてみてくださいね!
近年、地球温暖化や気候変動の影響により、猛烈な台風の上陸や局地的な集中豪雨(ゲリラ豪雨)、線状降水帯の発生による道路の冠水・浸水被害が全国各地で急増しています。
万が一、愛車が水没してエンジンに水が入って動かなくなったり、車内まで浸水して泥まみれになってしまったりした場合、エンジンの丸ごと交換や電気系統の修理、車内のクリーニングなどで修理費用が数十万〜数百万単位にのぼり、最悪の場合は「全損(修理不可能、または修理費用が車両保険金額を超える状態)」となることも珍しくありません。
ここでは車両保険で「水害・水没」がどこまでカバーされるのか、詳しく見ていきましょう。
1-1. 車両保険で「水害・水没」は補償される?
結論から言うと自動車保険に「車両保険」をセットしていれば、大雨や台風による水害・水没被害は補償対象となります!
具体的には、以下のような自然災害や事故による車両の損害が補償の対象です。
例えば、「冠水していると知らずに道路を走行し、マフラーやエアクリーナーからエンジン内に水が侵入して動かなくなった場合」や、
「自宅や出先で駐車中に床上浸水が発生し、車内に水が侵入してシートや電装品が水没した場合」などいずれも車両保険の支払い対象となります。
1-2. 車両保険のプラン(一般条件・車対車・限定危険など)による違い
自動車保険の車両保険には、補償範囲が最も広い「一般条件(フルカバータイプ)」のほか、補償範囲を限定することで保険料を抑えた「車対車・限定危険(エコノミータイプ)」などのプランがあります。
「自分は保険料を節約するために限定的なプランに入っているから、水害は補償されないのでは…?」と心配される方もいらっしゃいますが、ご安心ください。
「一般条件」であっても「車対車・限定危険」であっても、すべての車両保険タイプで「水害による被害」が共通して補償対象に含まれています。
「他車との衝突事故」しかカバーできないと思われがちなエコノミータイプのプランであっても、台風や洪水といった自然災害(水害)はしっかりと保護されているのが嬉しいポイントです。
1-3. 【重要】ここだけは注意!水害で補償対象外となるケース
非常に手厚い水害補償ですが、自動車保険業界全体における「大きな例外(補償対象外となるケース)」が存在します。
地震・噴火およびこれらによる津波による水没は通常の車両保険では対象外
台風や集中豪雨による水害とは異なり、「地震」または「地震にともなう津波」によって車が冠水・流失・水没した場合は、通常の車両保険(一般条件・限定危険問わず)では補償されません。
もし「地震による津波で車が流された」「大地震による地盤沈下や液状化で車が冠水した」といった万が一の事態にも備えたい場合は、
通常の車両保険とは別に「地震・噴火・津波車両全損時一時金特約」などの特別な特約をあらかじめセットしておく必要があります。
この特約を付帯しておくと、地震や津波で車が全損した際に定額(例:50万円など)の一時金が支払われ、生活再建や次の車の購入資金に充てることができます。
ご自身の契約にこの特約がついているかどうか、一度保険証券を確認してみることをおすすめします。
1-4. 水害で車両保険を使うと翌年の等級(保険料)はどうなる?
万が一、水害で車両保険を利用して愛車を修理したり全損保険金を受け取って買い替えたりした場合、翌年の保険等級や保険料はどのように変化するのでしょうか。
台風や洪水などの自然災害による水害事故は、事故の分類として「1等級ダウン事故」として扱われます。
電柱への衝突や自損事故、他車との接触事故などで車両保険を使った場合は「3等級ダウン事故」となり、
翌年の等級が3つ下がる上に3年間「事故有」の割引率が適用されます。それに比べると、水害による等級低下のダメージは比較的抑えられていると言えます。
1-5. 愛車が水没・浸水してしまった時の注意点と正しい対処法
実際に大雨などで愛車が冠水・浸水してしまった場合、二次被害や人身事故を防ぐために以下のステップで適切に対処しましょう。
| 手順 | 対処内容 | 注意点・詳細 |
| ① エンジンを絶対に入れない | キーを回したりスターターボタンを押したりしない | マフラーやエアクリーナーからエンジン内部に水が入っている場合、始動させるとエンジンが焼き付いたり(ウォーターハンマー現象)、電気系統がショートして**車体火災(火災事故)**に繋がる危険があります。 |
| ② 安全の確保と状況確認 | 周囲の安全を確認し、可能なら写真を撮影する | スマホなどで「水がタイヤのどこまで浸かったか」「車内の床下・シートのどこまで水が来たか」が分かる引きの写真と寄り写真を撮っておくと、後の保険金請求手続きが非常にスムーズになります。 |
| ③ 損保ジャパンへ連絡 | ロードアシスタンスまたは事故受付窓口へ速やかに連絡 | 自力で動かそうとせず、損保ジャパンの窓口に連絡してレッカー移動の手配を依頼します。(※特約や契約条件に応じてスムーズな搬送サポートが受けられます) |
2.走行中に飛んできた「飛び石」でフロントガラスにひびが入ったら(飛び石被害補償)
高速道路やバイパス、大型車の交通量が多い幹線道路などを走行中、前を走るトラックや乗用車のタイヤから「バシッ!」と小石が跳ね飛んできて、フロントガラスに傷が入ったりひびが割れたりした経験はありませんか?
飛び石被害は、いくら自分が法定速度を守り安全運転をしていても防ぎようがない予期せぬアクシデントです。「フロントガラスの全交換になったら10万〜20万円以上かかるのでは…」「自分の保険で直せるのかな?」と焦ってしまう方も多いトラブルです。
ここでは、「飛び石被害」の補償内容と判断基準を解説します。
2-1. 自動車保険で「飛び石被害」は補償される?
結論から言うと、自動車保険に「車両保険」をセットしていれば、走行中の飛び石による車両の損害は補償対象となります!
具体的には、以下のような損害が補償されます。
単に「跳ね上げられた小石」だけでなく、前方のトラックから落ちてきた落下物や、上空から飛んできた物と車が衝突して傷がついた場合も、「飛来中・落下中の他物との衝突」として車両保険の支払い対象となります。
2-2. 車両保険のプラン(一般条件・車対車・限定危険など)による違い
「飛び石は他車との事故じゃないから、一番補償が手厚い『一般条件』に入っていないとダメなのでは?」と思われがちですが、実は違います。
損保ジャパンでは「一般条件」だけでなく「車対車・限定危険」などの限定型車両保険プランであっても、飛び石事故は補償対象となります。
車対車限定タイプのエコノミープランであっても、補償規定の中に「飛来中・落下中の他物との衝突」が含まれているため、フロントガラスのリペア・交換費用やボディの板金塗装費用に車両保険を充てることができます。
2-3. 飛び石で車両保険を使うと等級(保険料)はどうなる?
飛び石被害で車両保険を利用して修理を行う場合、気になるのが「翌年の等級と保険料への影響」です。
飛び石による事故はドライバー側に過失がない不可抗力なトラブルですが、自動車保険の等級制度上は「1等級ダウン事故」として扱われます。
かつて(2013年以前)は飛び石事故は「等級すえおき事故」として等級が下がらない扱いでしたが、現在の制度では「1等級ダウン」となりますので注意が必要です。
【重要】車両保険を使うべきか?自己負担すべきかの判断基準
飛び石で車両保険を利用する際は、「修理・交換にかかる費用」と「保険を使うことで上がる翌年以降の保険料(および事故有期間)」を天秤にかけて判断することが極めて重要です。
保険を使わず、自己負担で修理した方がトータルでお得になるケースがほとんどです。1等級ダウンによる保険料の値上がり分の方が高くなってしまうためです。
最新の安全装備(衝突被害軽減ブレーキのカメラなど)がついたガラスの場合、エーミング作業(校正作業)を含めて高額になるため、車両保険を利用するメリットが大きくなります。
判断に迷った場合は自分で決めずに損保ジャパンの事故受付窓口や取扱代理店に相談し、「保険を使った場合の翌年以降の保険料のシミュレーション」を出してもらうのが一番確実です。
2-4. 飛び石被害に遭ったときの適切な対処法
走行中に飛び石被害を受けてしまった場合は、慌てずに以下の対応を行いましょう。
1.安全な場所に停車して傷を確認する
高速道路や交通量の多い道路では路上停車せず、PA・SAや道の駅、安全な路肩に停車してからフロントガラスやボディの傷を確認します。
小さなひびに見えても、走行中の風圧や振動、エアコンの送風(温度差)によって一気にひび割れがガラス全体に広がる危険があります。
2.被害箇所の写真を撮影しておく
スマホなどで傷のアップ写真と、車全体の写真を撮影しておきます。
3.損保ジャパン(または取扱代理店)へ連絡・相談する
「保険を使うかどうか」が確定していなくても、まずは事故(被害)の受付と相談を行います。修理工場の手配や、ガラス交換の見積もり取得についてアドバイスを受けることができます。
3.走行中に愛車が故障して動かなくなったら?(走行中の故障と特約)
ドライブ中や通勤・お出かけの途中にメーターパネルに見慣れない警告灯が点灯し、突然エンジンが吹き上がらなくなったり、異音がして路上で動かなくなってしまったら大変焦ってしまいますよね。
「事故を起こしたわけじゃないけれど、車の故障修理代やレッカー代は自動車保険で払えるの?」という疑問は非常に多く寄せられます。
ここでは「故障」に対する補償の仕組みと、絶対に知っておくべき特約について解説します。
3-1. 通常の車両保険だけでは「故障」は補償されない!
結論からお伝えすると、通常の車両保険(一般条件・車対車・限定危険問わず)だけでは、経年劣化や部品の破損による「故障」の修理費用は対象外(補償されない)となります。
なぜなら、自動車保険の「車両保険」は、基本的に衝突・接触・火災・盗難・水害・飛び石などの「偶然かつ外来の事故」による損害をカバーするものだからです。
しかし、損保ジャパンでは「専用の特約」を事前にセットしておくことで、走行不能になった故障トラブルの修理費用を補償対象にすることが可能です!
3-2. 故障をカバーするための鍵!「故障運搬時車両損害特約」とは?
走行中の故障に対する修理費用などの補償を受けるためには、ご契約に「故障運搬時車両損害特約」をセット(付帯)しておく必要があります。
この特約をセットしている場合、事故ではなく「故障」によって愛車が動かなくなった場合でも手厚い補償を受けることができます。
補償を受けるための主な適用条件
1.走行中に故障が発生し、自力で走行不能(走行困難)となったこと
2.損保ジャパンのロードアシスタンス等に連絡し、事前承認を得てレッカー牽引・搬送されたこと
支払われる保険金額(補償上限)
この特約で支払われる補償額は、「ご契約の車両保険金額」または「30万円」のいずれか低い額が上限となります。
故障によるエンジン載せ替えやミッション交換など高額になりがちな修理費用のうち最大30万円(または車両保険金額の上限)までカバーされるため、
ドライブ中の突然の機械トラブルにおいて非常に頼もしいお守りとなります。
3-3. 【注意】故障補償で対象外となるケース(免責事項)
「故障運搬時車両損害特約」をセットしていてもすべての故障トラブルで保険金が降りるわけではありません。
以下のようなケースは原則として対象外となります。
特に「事前承認を得ずに自分でレッカーを呼んで後から請求する」ケースは補償対象外になりやすいため、注意が必要です。
3-4. 愛車が故障して動かなくなった時の正しい対処手順
【路上での故障発生】
↓
① ハザード点灯・安全な場所(路肩等)へ停車
※高速道路の場合は三角表示板を設置し、ガードレール外へ避難
↓
② 損保ジャパンの事故・ロードアシスタンス窓口へ電話(またはアプリ等で連絡)
※ご自身で勝手にレッカーを手配しない!事前承認が必須
↓
③ ロードアシスタンスのレッカー車が現場に到着・搬送
※事前承認とレッカー移動により「故障運搬時車両損害特約」の条件を満たす
長距離ドライブが多い方や、新車登録から年数が経過しているお車(高年式車・過走行車)にお乗りの方は、万が一の故障トラブルに備えて「自分の契約に故障運搬時車両損害特約がついているか」を保険証券やマイページでぜひ確認してみてください。
4.ドライブ中にうっかり「ガス欠(燃料切れ)」を起こしたら?(ロードアシスタンス補償)
ドライブ中や高速道路の走行中、「ナビのガソリンスタンド検索に出てくるスタンドが営業終了していた…」
「ガソリンランプ(給油警告灯)が点灯しているのに、次のサービスエリアまで距離がある…」と冷や汗をかいた経験はありませんか?
万が一、ガソリンスタンドにたどり着く前に路上でガス欠を起こして動かなくなってしまっても、損保ジャパンの自動車保険には心強いサポート機能が備わっています。
ここでは、損保ジャパンの「ガス欠(燃料切れ)トラブル」における対応内容と利用条件を解説します。
4-1. 損保ジャパンの「ロードアシスタンス」で給油サービスが利用できる!
付帯されている「ロードアシスタンス」の給油サービスを利用して、現場までガソリン(または軽油)を届けてもらうことがで
道路上で燃料切れとなり走行不能になった場合、損保ジャパンのロードアシスタンス受付窓口へ連絡することで、提携のロードサービススタッフが現場へ急行し、現場で給油作業を行ってくれます。
ガス欠給油サービスの内容と制限
(※JAF会員の方の場合、JAFと損保ジャパンの優遇提携により回数制限やサービス内容が緩和される場合があります)
旅先や見知らぬ土地、高速道路上でガス欠になってしまった場合でも、現場で10Lの給油を受けられれば、近くのガソリンスタンドまで自力走行でたどり着くことができるため非常に安心です。
4-2. 【重要】ガス欠サービスの注意点・対象外となるケース
大変便利なガス欠サービスですが、利用にあたってはいくつかのルールと制限があります。
① 自宅駐車場などでのガス欠は原則対象外
自宅の駐車場や契約駐車場に停めている状態でエンジンがかからなくなり、調べたらガス欠だった…というようなケースはサービス対象外となります。
本サービスはあくまで「外出先や走行中の道路上で燃料切れとなり、走行不能になった非常事態」を対象としています。
② 事前のデスク連絡が必須
トラブルが発生した際ご自身で勝手にJAF以外のレッカー会社やガソリンスタンドを呼び、かかった代金を後から損保ジャパンに請求することはできません。
必ず最初に損保ジャパンのロードアシスタンス受付窓口に連絡を入れましょう。
③ 1年に何度も無料で呼べるわけではない
前述の通り、無料給油サービスは原則として「1保険年度に1回」までです。短期間に何度もガス欠を起こした場合は有料(燃料代実費や作業料負担)となります。
4-3. ガス欠でロードサービスを使ったら翌年の等級(保険料)はどうなる?
「ロードサービスでガソリンを運んでもらったら、事故を起こした時みたいに翌年の保険等級が下がって保険料が高くなってしまうのでは…?」と心配される方も多いかもしれません。
ご安心ください!損保ジャパンのロードアシスタンス(給油サービスやレッカー等)のみを利用した場合、翌年の保険等級には一切影響しません。
等級制度上は「ノーカウント事故」のような扱いとなり、他に事故がなければ翌年は順調に1等級上がります。
保険料の割り増しもありませんので、路上でガス欠になって動けなくなった場合は、事故や二次被害を防ぐためにも躊躇なくロードアシスタンスを利用しましょう。
4-4. ガス欠で路上停車してしまった時の緊急手順
エンジンが止まりそうになったら、惰性を利用して可能な限り路肩や退避スペースなど安全な場所に車を寄せます。ハザードランプを点灯し、後続車に異常を知らせます。
※高速道路の場合は車の危険防止のため三角表示板(または停止表示灯)を車の後方に設置し、乗員全員がガードレールの外側など安全な場所に避難してから電話してください。
事故・ロードアシスタンス受付デスク(または専用スマホアプリ・LINE受付など)へ連絡し、「ガス欠で走行不能になった」旨と現在地を伝えます。
5.うっかり「誤給油(ガソリンと軽油の間違い)」をしてしまったら?(誤給油の補償と対処法)
・「ガソリン車(レギュラー指定)なのに、セルフスタンドで間違えて『緑色のノズル(軽油)』を入れてしまった…」
・「普段乗らない会社のディーゼル車(軽油指定)に、うっかり『赤色のノズル(レギュラー)』を入れてしまった…」
レンタカーやシェアカーの利用、家族の車の運転、あるいはセルフガソリンスタンドでの思い込みなどから、うっかり発生してしまうのが「誤給油」のトラブルです。
誤給油をしたままエンジンをかけて走行してしまうと、燃料噴射ポンプやインジェクター、エンジン内部が損傷し、高額な修理・洗浄費用が発生します。
ここでは、損保ジャパンにおける誤給油時の補償可能性と対処法について解説します。
5-1. 損保ジャパンの自動車保険で「誤給油」は補償される?
結論から言うと、損保ジャパンでは「事故の有無」や「過失の有無・事故状況(有責・無責の判断結果)」などによって、車対車特約または一般条件の車両保険で誤給油による損害が補償される可能性があります!
ただし、単なる個人的な不注意・給油ミスによる損害は原則対象外とされるケースもあるため、一概に「絶対補償される」とは言えず、個別の状況判断が必要となります。
補償の判断における重要ポイント
・誤給油後の走行によってエンジン等に重大な損害が生じた場合、それが保険法・約款上の「事故・偶然の外来な出来事」に該当するかどうかが個別に精査されます。
・ご自身の契約内容(一般条件か、車対車・限定危険か、各種特約の有無など)によって補償範囲が異なります。
「間違えて別の燃料を入れてしまった…」と気づいた時点で、自己判断で処理したりあきらめたりせず、まずは損保ジャパンの窓口や取扱代理店に正確な事故状況を伝え、補償の対象となるか相談・確認することが大切です。
5-2. 誤給油に気づいた時の正しい対処法(エンジンを入れるかが運命の分かれ道!)
誤給油トラブルにおいて最も重要なのは、「気づいた時点でエンジンをかけているか、かけていないか」です。これで修理費用と被害の大きさが桁違いに変わります。
【誤給油に気づいた瞬間】
【エンジンをまだかけていない(キーオフ状態)】
⇒ 損害は最小限!
タンク内の燃料抜き取りと清掃だけで済む可能性大。絶対エンジンをかけない!
【すでにエンジンをかけて走行してしまった】
⇒ 配管やエンジン内部に異種燃料が巡回!
ノッキング・白煙・エンスト発生。直ちに安全な路肩へ停めてエンジンを切る!
① エンジンを絶対にかけない(給油直後に気づいた場合)
セルフスタンドなどで給油ノズルを戻した直後や、精算時に誤給油に気づいた場合は絶対にエンジンをかけないでください(キーを回さない、スターターボタンを押さない)。
エンジンをかけなければ、誤った燃料は燃料タンクの中に留まったままです。
ガソリンスタンドのスタッフに相談し、レッカー等で整備工場へ運んでタンク内の燃料抜き取りと洗浄を行えば、エンジン本体を傷つけずに済みます。
② すでに走行中の場合は、直ちに安全な路肩に停めてエンジンを切る
誤給油に気づかず走り出してしまい、「エンジンからガタガタ異音がする(ノッキング)」「加速しない」「マフラーから猛烈な白煙・黒煙が出る」といった異変を感じたら、
直ちにハザードを焚いて安全な路肩や駐車場に車を停め、エンジンを切ってください。
③ 損保ジャパンへ連絡してレッカー手配と補償の相談をする
自力走行は不可能ですので、損保ジャパンのロードアシスタンスに連絡してレッカー移動を手配するとともに、現在の状況(誤給油により走行不能になったこと)を伝えて保険適用の可否について相談しましょう。
5-3. 誤給油を防ぐための3つの予防策
誤給油は「いつもと違う車に乗った時」や「疲れている時」に起こりやすいトラブルです。日頃から以下の対策を徹底しましょう。
日本のガソリンスタンドのノズルは法令で色分けが統一されています。
・赤色: レギュラーガソリン
・黄色: ハイオクガソリン
・緑色: 軽油(ディーゼル車専用)
「緑色=軽自動車用」と勘違いしている方が非常に多いため、軽自動車であってもガソリン車なら「赤色(レギュラー)」を入れることを絶対に忘れないでください。
セルフスタンドのタッチパネルで選択した油種と、手に取ろうとしているノズルの色が一致しているか、指差し確認をする習慣をつけましょう。
給油口のフタの裏側に「軽油専用」「レギュラー専用」といった識別ステッカーを貼っておくことで、うっかりミスを防止できます。
ここまで解説した5つのトラブルについて、損保ジャパンでの補償可否、必要な条件・特約、および保険利用時の翌年等級への影響を一覧表にまとめました。ご自身の契約内容と照らし合わせる際の参考にしてください。
| トラブルの内容 | 損保ジャパンでの補償可否 | 補償に必要なコース・特約 | 保険利用時の翌年等級への影響 |
| ① 水害・水没
(台風・ゲリラ豪雨等) |
〇 補償される | 車両保険(一般条件・車対車・限定危険いずれも可) | 1等級ダウン
(事故有期間1年) |
| 地震・津波による水没 | ✕ 通常は対象外
(特約付帯で定額補償) |
地震・噴火・津波車両全損時一時金特約 | 特約に基づく一時金支給 |
| ② 飛び石被害
(ガラスひび割れ等) |
〇 補償される | 車両保険(一般条件・車対車・限定危険いずれも可) | 1等級ダウン
(事故有期間1年) |
| ③ 走行中の故障
(エンジン不調等) |
〇 特約付帯で補償
(通常車両保険のみは不可) |
故障運搬時車両損害特約
(上限30万円または車両保険金額の低い方) |
条件を満たせば補償対象
※事故状況による |
| ④ ガス欠
(燃料切れ) |
〇 サービス利用可能 | ロードアシスタンス
(最大10Lまで無料給油/年1回) |
等級への影響なし
(ノーカウント扱い) |
| ⑤ 誤給油
(ガソリン・軽油間違い) |
△ 状況により補償
(事前相談が必要) |
車両保険(一般条件・車対車等)
※事故・過失状況の審査あり |
保険適用時は等級ダウンの可能性あり |
損保ジャパンの自動車保険は、適切なプラン選びと特約のセット、そしてロードアシスタンスの活用により、事故だけでなく日常のさまざまな車両トラブルを幅広くカバーできる手厚い仕組みが整っています。
最後にこの記事の重要ポイントを振り返りましょう。
「まさか自分の車が水没するなんて」「飛び石なんてめったに当たらないだろう」と思っていても、トラブルは予告なく突然やってきます。
万が一の事態が起きた時に「保険が使えなかった…」「全額自己負担になってしまった…」と後悔しないために、この機会にぜひご自身の損保ジャパンの保険証券やマイページ(Web契約画面)を開き、車両保険の有無やセットされている特約の内容をチェックしてみてくださいね!